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第5回合宿の感想を国岡凛さんからいただきました。

初めてお会いしてからもう2年が経過した国岡凛さんから、先日(2/29&3/1)の合宿の感想をいただきました。参加した方の復習と参加していない方の予習?になれば幸いです。

 

もう何度も僕の勉強会や合宿に参加していただいている国岡さんですが、それでも今回の合宿前に参加目標や意気込みをいただいていましたし、下記のようなアツイ感想もいただきました。

 

毎回毎回の合宿前の忙しい日常の中でも事前準備をきちんとして臨み、合宿後の疲労困憊の状態でもきちんと学んだことをまとめておく。これは誰のためでもなく、ご自分のためですし、数年後にご自分でまとめた感想を見直すことで今回の合宿で学んだことがリアルに浮かんでくると思います。

 

誰でも昔、学校や予備校の先生に言われたことがあると思います。予習・復習をきちんとすること。この予習・復習を毎回丁寧にすることの積み重ねが後になってどれだけ効いてくるか。

 

この感想は国岡さんの一生の宝物になると思います。

 

そして僕自身は、感想とは別に国岡さんからいただいたメールの

 

「あのドラック会場のような合宿の熱気が、自分を引き上げてくれます。あの空気の味は広田さんにしか作れない、特有のものと思います。」
 

という言葉に感銘を受けました。

 

僕自身がいつも意識している会場の温度作り(エアコンの温度ではありません)。その温度からしか生まれない、日常では決して得られない発想と気づきをドラック会場に例えてくれました。

 

実は国岡さんの12月のアップデート合宿代金の振込が2万円足りていなかったのでご請求しなければと思っていましたが、このフレーズを2万円で購入させてください。(本気)

 

それにしても国岡さん、今回から投資家ネームで登場です。今後のご活躍が楽しみですね。それでは、また次回のドラック会場でお会いしましょう。トロけるような上質なブツを仕入れてお待ちしています。

 

 

 

広田さん、今回も本当にありがとうございました。最高の時間を頂いたことに感謝いたします。私の中の得たものの大きさで「最新の合宿が最高の合宿」の連勝記録を伸ばし続けています。


今回、合宿前に定めた目標は、20年年表と各種リストの充実、スケールアップのための
写真収集でした。しかし、良い意味で全く別のものを持ち帰る結果となりました。


その時は自分でもわかっていなかったのですが、今振り返ってみると、合宿参加前の私
の心の状況は、以下のようなものでした。以前から感じている焦りがどこかにくすぶっていて、やはりどこかで短期思考に陥っていたのです。


・不動産にしばらく一点集中しよう
・できるだけ早く結果を出したい(大きな借入も許容するしかないか)
・不動産で成功したら自分の精神や教養を高めよう


 不動産に集中と言えば聞こえはいいですが、目先の家賃収入目標に思考が偏っていたの
です。そして、最近の買い付けはうまくいっておらず、心が動かされる物件にも出会えて
いませんでした。


 合宿が始まり、広田さんのお話を聞きながらワークを進めていくと、「あれ?おかしい
な。何かが違うぞ」と、違和感が心の中に生まれてきました。

 

そして、それはどんどん大きくなっていき、合宿1日目が終わって部屋に戻りひとりになった時、いいも知れぬ不安に襲われ、恐怖を感じて考えこんでしまいました。


 その恐怖の正体は、今の短期思考のままで突き進んで、10年計画に書き込んだ通り、4
年後に不動産収入だけで独立したときに、自分がどうなるかを想像したイメージでした
。(未来年表を夢中で書いたせいで、想像力がいつもより強く働いていたのです)


・そもそも独立して自分だけの足で立っていく覚悟(狂ったような本気さ)を本当に持っ
ているのか?
不動産収入を抜きにしたら、自分に稼ぐ力、逆境と戦える精神力がどれだけあるのか?
・今の勤め人としての安定給与を、不動産の安定家賃に置き換えようとしているだけで、
そこには自分の力は全くないじゃないか。
・「不動産は魔物であり、力がありすぎる。過信した瞬間に牙をむく。不動産の力を自分
の力と勘違いして、10年、20年後に悲劇となった人を子供のころからたくさん見てきた
」という広田さんの言葉


今の自分には足りないものだらけだ。このまま突き進み、負債を重ね、いくばくかの不動産収入を得て、その状態を綺麗な言葉で武装し、勘違いしている自分。

 

それに気付いたときには後戻りもできない、家族を抱えて、力も経験も不足していて何も
できない自分。

 

それらをリアルに想像してしまったのです。


「不動産は甘いものではない、自分の力は常に足りないと自覚して、慎重に慎重に進む」
という元々のスタンスが最近は薄くなっていました。


物件が欲しい気持ちに流されて、最近のコロナウイルスに対するリスクさえもやや過小評
価していたように思います。


私は、リーマンショックの時に株とFXで500万ほど溶かしたことがあります。ファンダ・
テクニカルの研究、過去データのシミュレーションを繰り返して、ある程度はうまくいき
自信を持っていましたが、すべては過去の事例にない値動きの前にふっとびました。


さんざん学んだはずなのに、また同じ轍を踏みそうになっていたのかもしれせん。
(成長できているとすれば、前回の失敗の時は投資の考え方や手法の見直しでしたが、今
回の見直しは、広田さんのおかげで自分自身に対して行うという違いがあることです
。)


 今回、お二方の20代の方の参加がありました。お二方とも意識が高く、センスの良い素
晴らしい人格の方でした。(広田さんのコラムには素敵な人、本気の人を惹きつける力があると、私は思っています。)


広田さんはそのお二方に、バックひとつでの海外長期滞在など、不動産収20代のゴールデンタイムこそ自分のための経験を積み重ねた方がよい、不動産投資は30代、40代になってからで

も十分に間に合う。不動産入は人をダメにしてしまうこともある、特に若いうちは不動産でなく「自分の筋力で稼ぐ」ことをした方がよいと、丁寧にアドバイスされていました。(不動産投資家の集まりではありますが笑)、私もその通りと思いました。


 恥ずかしながら、正直に白状すれば、広田さんが20代の方に向けたアドバイスは、私自
分自身に刺さりました。物件を買ったって構わない。ただし、今一度、自分自身の成長に投資しよう。物件でなく自分にもっと期待しよう。人間力を高めて、自分自身を分厚くしよう。


 不動産は力を持っている。そうであれば、そもそも自分にふさわしい物件しか持てない
はずだ。今、買えていないのであれば、それは自分自身の器が見合っていないからだ。物件を持つのにふさわしい自分になれば、おのずと買えるし、所有した後もうまくいくはずだ。


 このように考え直しました。ここでようやく広田さんに教えて頂いた

 

「竜になれ、雲、おのずから集まる」


の言葉の意味が、ようやく少しだけ理解できたのです。


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 合宿2日目は、当初の予定を放棄して、広田さんの言葉をメモした1日目のノートから
、キーワードを拾い集めました。見返すとそこには宝の山がありました。


 ・〇〇改良(本当に美味しく実るのは10年以上先)
 ・〇〇を破壊してから、種をまく
 ・〇〇軸を遠くへ(全集の感想を3~4年後に聞かせてくれ)
 ・焦らずゆっくり味わって(最高の万年筆で最高のノートに美しい言葉を綴る)


これらの言葉で、自分の短期思考を長期思考にシフトしていきました。


そして、これからの行動を決める大前提に、次の言葉を置きました。
「うまくいっていないのは、自分のおごり高ぶり」
今まで自分自身にどこかで甘さを感じてはいたのですが、それをごまかして、都合良く
正当化していたように思います。


それはおごり以外のなにものでもないな・・と広田さんがこの言葉を言われたときに、
素直に受け入れることができました。


この言葉を胸に、今一度、謙虚に「当たり前の毎日を丁寧に」過ごそうと思います。こ
の姿勢がないと何を実行しても上手くいかないように感じたのです。


考え方・実行することを整理すると、以下になります。


<考え方>
・自分の人間力を高める(自己投資して、自分を分厚くする)
・焦らず長期スタンスで、じっくり味わって自分を育てる(〇〇改良)
・そうすれば不動産はおのずと買える


<行動>
1)毎日を丁寧に過ごす
・感謝の気持ちをもって、素手のトイレ掃除を始めてみる
・心を込めて事前の小さな準備を行い、時間は早めに行きチャンスをつかむ
・日々の掃除と整理整頓を大事にする
2) 感性を磨く
・普通の人がしていない経験・選択を日常でもできるだけ求める
   ・写真展などアートに触れる
   ・感受性を高める(海にずっと浮かぶ、長い時間眺める、夜空をただ眺める)
3) お金の使い方
  ・美しいもの、直感で感じたもの、自分を高めるモノは迷わず買う
  ・遊ぶときは遊び尽くす。そのために真剣に働く

4) ハンターとしての自覚を持つ
勝負所と思ったときは、瞬間的にそれに全力集中する癖をつける。
日常から勝負所とそうでないところを意識する。
平均負荷の〇〇運転は可能な限りやらない。


これらを行って自分自身を分厚くしていけば、今の活動の中でも良い不動産は、おのずと
買えるはずだと感じています。

 

逆に、こうしたことを無しに不動産を買い進めると、どこかで行き詰まり、独立した後
のビジネスも生活もうまくいかないと思うので、これこそ急がば回れで、〇〇改良からス
タートするつもりで取り組みます。


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これも合宿前の質問で、広田さんとのやりとりで個別に頂いた言葉から整理したもので
すが、(これらの言葉を頂いたことからも、事前質問がいかに大切か!)


私の目標は、


 自分を高め、面白い自分になり、人もモノもより上質なレベルと出会い交わって、人生
を豊かにすること。


です。


一言でいえば、「カッコイイおじさんになりたい。」ということなのかもしれません。


 そのためには、自分の欲望に火をつけ続け、たくさん稼いでたくさん使うということを
繰り返したい、そのために不動産投資をやる。ということなのだと思います。


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合宿が終わった後に、最高に上質なフィールドワークとして、今回もS先生のバーにお
邪魔しました。いつ見ても、その色気と品にうっとりです。
 
 今回は、S先生に万年筆を選んで頂きました。


 お願いすると、S先生は私をサラリと見渡して、1本の美しいペリカンをショーケース
から取り出されました。


 これまで幾千幾万もの方々を、人生の機微とともに見てきた方です。


 そんな方が、私に一瞬でも意識を向け、何かを見出し、それに合ったものを選ばれた。


 その選択には、お金にしたら途方もない価値があると感じざる得ません。


「これはいいものだから、一生モノになるよ」と言ってくださいました。


 間違いなくその通りになると思います。


 そして、このペリカンは、自分の生き方に向き合った、広田さんとの合宿の時間を象徴
するものなのです。

 

 事実、このペリカンの書き味の素晴らしさたるや、その心地良さは今まで味わったこと
のないものでした。


 家に戻ってすぐ、文章を書くために万年筆を使うというより、万年筆を使うために文章
を書くように、ノートの何ページにも渡って、自分の思いを書き連ねてしまいました。

 

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 本当に、あの時あの場で手に入れてよかったと思います。まったく同じものでも、後で
買うのでは、この心の手触りを味わうことはできません。


 このような「宝」に巡り合えるのが、人生の豊かさなのだと思います。


 「あぁ、これからもこうした極上の時間を味わいたい!そのために心を躍らすように働き
たい!そのためならどんなことだってする!」


 自分の心の叫びです。


こんなに強く心が動くことは滅多にあることではありません。


 もう言葉が見つからないくらいですが、広田さん、本当に本当にありがとうございまし
た。


 どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
 
心から感謝をこめて。

 

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(追記)
合宿の翌日に、はじめて素手でトイレ掃除をしました。


最初は便器の水の中に手を入れるが嫌で嫌でたまりませんでしたが、思い切ってやってみ
たらたいしたことではありませんでした。


私の今の住居は築47年で、トイレもかなり古いです。


便座の淵の裏面についいた尿石は層のように固くこびりついて岩肌のようになっていまし
た。


かなり綺麗になりましたが、15分ほどやって、左手の指に小さい切り傷を2か所作ってし
まって、ここでストップです。


でも、これは良いかもしれません。


続ければ、地に足が付いてくるように思います。


しばらく続けてみます。