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2019/4/21「10,000hours2」にご参加のKさんのご感想

2019/4/21の「10,000hours2」にご参加いただきましたKさんからのご感想です。
 
 
 
今回は、広田さんが実際に買い付けを入れている物件のお話があると聞き、
私が今買いモードで物件を見て回っていることもあり、
ヒントを頂くつもりで参加しました。
 
 
 
とは言え、やはり一般的な不動産投資のお話とは少し違い、
考え方や価値観のところで刺激を頂き、
大きく考えるきっかけをもらいました。
 
 
 
(参加したために、買い付けを入れていた物件の購入をやめました笑
 結果、正解だったと思います。)
 
 
 
例えば、物件に対する考え方では、
 
・分散させていたらプロになれない。積みあがらない。
 
・物件を見る際に、余分な情報はいらない。だから不要なセミナーにはいかない(いらない知識が入ってしまう)。
 
・近距離の物件は持ってみないとわからない、自分の中で革命が起きる。
 
・万人向けの買い方はしない。誰にでも説明できることは、たいしたことではない。
 
といったことが、バンバン実例ともとに語られていきます。
 
 
 
もっと、根本的な考え方の部分では、
 
・自分のオリジナルの言葉が大切。
 
・自分の生き方のフレーズを作れば、行動に芯ができる
 (例えば、NIKEの "Jst Do it”)
 こうしたものはシンプルでないといけない
    一瞬で生死が決まるような時、判断が多いのはダメ。物件を買う判断も一緒。
 
・雌伏の時。自分に起こることはすべて正しい。
 神様がプログラムしてくれている。つらい時に逃げてはダメ。
 刹那的な成功はすぐに消える。
 
 
 
などなど。
 
 
 
なんと言ったらよいのでしょう。。
 
 
なかなか言葉にするのが難しいのですが、
不動産で成功して豊かになるのは目標ではあるものの、
目先の成功ではなくて、自分の核をしっかり作り上げる本当の成功をしないとダメだよと、大事なのはそっちだよと、そうしたことをを教えて頂いているように思います。
 
 
 
私はこの1年間で広田さんの会に何度か参加させていただいていますが、
こうしたマインドが自分の中に少しづつ浸透してきているのが分かります。
 
 
 
それによって、少しづつ自分を取り巻く環境が今までと変わってきている、
歩みたい人生にちょっとづつ近づいているのを感じています。
 
 
 
そんなことを確認でき、嬉しく思えた今回の参加でした。
 

 

10,000hoursに初参加のUさんからのご感想

プロになるまでの1万時間の過ごし方をメインテーマに

僕が1日語る「10,000hours」に初参加いただいたUさんからのご感想をご紹介します。

(お名前を修正した以外、1字も修正していません。)

 

 

Uさんとの初めての会話では、

「少人数とは聞いていたが、こんなに少ないと思いませんでした。」

と参加者の少なさにとても驚かれていました。

 

 

僕がいつも使用する会場は定員6名あるいは10名用のプライベート感を重視した個室。

 

 

お金を稼ぎ自由な人生を送る不動産投資家になるための勉強をするのに、ありきたりのセミナールームでパイプ椅子に座るゴミゴミした会場を提供するのはできれば避けたい。ゆったりとした椅子にリラックスしながら座っていただき、ゆっくりと話を聞いて欲しいと思っています。

 

 

 

起業してからの僕は常にマイナー、アンダーグラウンド、ニッチ、スキマ、ブルーオーシャンを目指し少しずつ扱うものの価値を上げて価格をあげて値上げ一択で来たことで、働く時間は減る一方でありながら収入は増え、自由な時間とお金を手に入れることができました。

 

 

大手は価格を下げて、

より数を売る方向へ向かいますが、

 

 

僕のような個人は数を減らし、

単価を上げる方向へ向かうことが正解だと、

経験を重ねるごとにより強く実感しています。

 

 

僕自身が50名や100名のセミナーに参加するよりも料金が割高でも少人数のセミナーや個別のコンサルティングパーソナルトレーニングを好むので、そのようなスタイルを望む人だけを対象として開催をしています。

 

 

5,000円で50名を募集するセミナーも

50,000円で5名を募集するセミナーも

参加者のみなさまから頂戴できる金額は同じ。

 

 

しかし、

50名セミナーは参加者への対応は1人ではできませんし、

会場もより大きな会場を手配するためにより会場料金は割高になります。

 

 

従業員を雇わず1人で好きな時に好きなように仕事をしたい僕のスタイルとしては

どう考えても50名を募集するセミナーは自分には合わないということを実感しています。

 

 

自分自身の知名度を高めたりする目的であれば50名セミナーが良いですが、僕自身はそういうことにはあまり興味がなく自分のタイミングで自分のやりたいようにやれればそれでいいのです。

 

 

それに50名の方に一方的に僕がお話をするよりも、5名の方とコミュニケーションをしながらお話をする方が本気で学びたい参加者の方にとっても有益なのではないかと思っています。

 

 

以上のような考えを自分のセミナーや会場に反映させたいと思っていますが、Uさんにはご満足いただけたのではないかとご感想から感じました。

 

 

Uさん、長文のご感想をありがとうございました!

 

 

また、次回セミナーや合宿のお申し込みまでいただきありがとうございました。

 

 

それでは、Uさんのご感想をお読みください。

 

 

 

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お世話になっておりますUです。

 


昨日は、セミナーお疲れ様でございました。

 


物件購入でご多忙の所、ご開催頂きありがとうございました。
早速ですが、以下セミナーに参加させて頂いた感想です。
(拙い文章で恐縮です)


こんなにテンポよく、まるで台本があったかのように
ポンポン言葉が出てこられる方に生まれて初めて
お会いしました。私にとって、とても衝撃的でした。

 


講義中、広田さんの頭の回転の速さについて行くのがやっとです。

 


表面的な、無難な答えではなく、
本当にその人の事を考え、どう言葉を投げかければ、
その人の為になるのかを瞬時に判断し、
的確に、熱く言葉を発せられていたのが、とても印象的でした。



他の方のセミナーでは、重要な事は話してくれませんが、
広田さんの場合、包み隠さず、深いレベルまで
お話をして下さった事が非常にありがったかったです。



今回わかったのは、自分は「まだまだ」ではなく、
「まだまだまだまだ・・・」なんだと、思い知らされました。

 


常日頃の深い思考、自問自答、ノートへの書き出し、
言葉集め、目標設定が重要だと感じ、
少しでも広田さんに近づけるよう
今日から意識してトレーニングしていきたいと思います。


特に印象に残っているのは、エリアと専門性を絞る事について
何度も「面白いですよ」「楽ですよ」と、本当に
楽しそうにお話されていたのが脳裏から離れません。



エリアと専門性を持った買い方ができるよう見直したいと思います
自分に合ったやり方は何なのか、しばらく自問自答が続きそうです


店舗物件については、具体的な事例を見せて頂けたことで、
イメージが湧きやすくなりました。ありがとうございます。
(私は戸建てしかやっていなかったので
 店舗物件の思考が全くできていませんでした)


最後に、
今日、改めて健美家コラムを読み返してみました。
不思議なことに、同じコラムでも頭に入ってくる
感覚が違いました。



広田さんの声、キャラクター、マインドを
理解してから文章を読むと、こんなにも
入ってくる情報が違うのかと驚きました。

 


まるで広田さんが、目の前で熱く語り掛けてくれているかのようです。

 


やはり思い切って参加して正解でした。
自分は「まだまだ・・・」なのに、「お会いする資格があるのか?」と
悩み、躊躇していましたが、自分の直感に従い参加して本当に良かったです。

 


広田さんのような「一流」の方と、
少人数でお会いできる機会をご提供下さいまして、
本当にありがとうございました。

 


「一流」の思考に触れる事ができ、
とてもとても刺激になりました。
心より感謝申し上げます。

 


またの機会ございましたら、是非とも
参加させて頂ければと思います。

 

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「GANGSTA RAPを売る男」と呼ばれるまでの僕の起業物語。

先日の東京ラスト放談会にご参加いただきましたOさんからご感想をいただきました。ぼくの話からここまで感じて想いを馳せていただけることに、心の奥の深いところからジーンとしています。

 

ぼくがレコード屋さん時代に売っていたアメリカ西海岸のギャングスタRAPと呼ばれる音楽を愛している方なので、余計に時代やゲットーの怖さを理解しているから、「G RAPを売る男」と呼ばれるまでの僕の起業物語を楽しんでいただけたのかもしれません。

 

当日もお話をしましたし、Oさんにも書いていただきましたが僕は常にギリギリの勝負をしてきたことで道が開けてきたと思っています。

 

1度きりの人生、エサと寝るところが与えられているからといって動物園の檻の中で満足することなく、危険と隣り合わせだとしてもこの広い世界を舞台に思い切り人生を楽しんで欲しいと思い、今回は最後ということもあり、みなさまが独立起業するときのご参考になればと僕の起業物語をお話いたしました。

 

ご参加いただきましたみなさま、本当ありがとうございました。また、いつかどこかでお会いしましょう。

 

それでは、下記Oさんからの感想文をお読みください。

 

ここから↓

 

広田さん、先日の放談会に参加させていただいて、 ありがとうございました!最後なのがとても残念ですが、参加できて良かったです。


GONZOこと湯村輝彦さんとのストーリー、 レコード屋時代の話は通しで3日間以上聞いてられるくらい面白か ったです。おそらく、他の参加者さんたちの100倍は楽しんで聞いてましたY O!


さて、僕は広田さんの放談会に、なぜこんなに引き込まれ求めていくのかを帰りの新幹線で考えてい たのですが、広田さんは『人』を常に『お金』 の上に置いているんですよね。


人の『ご縁』をすごく大切にして、見返りを求めない『親切』 をずっと与えているから、いつの間にか『徳』となり、 自分に返ってきているんだと思います。


広田さんが求めていなくても『引き寄せの法則』があるのなら、 自然と良い方向に物事は進み向こうからやって来る。


広田さんは、物事の『本質』と『本物』を見極めるのがすごく長けていますよね。これって、 一朝一夕では身に付かないことですよ。

 

多角的に物事をとらえて、大学、サッカー選手、レコード屋、不動産屋時代の失敗と成功、そして、 どん底を味わった人間にしか身に付かないですよね。

 

忍耐強く取り組み、自分自身を成長させるのは簡単な道ではないですが、 それは至高に続く道であり、これに勝る時間とお金の投資は無いなと思いました。

 

価値あるものほど、簡単には手に入らない。

ですね。僕はどん底を味わった広田さんから『 人間の幹がどっしりしている』のを感じ取りました。

 

アメリカにレコードを買い付けに行くって、他の放談会の参加者さんには分からないでしょうが、かなり危険なことですよ。

 

2年前に地元の車屋の知り合いが、コンプトンに住んでいる日本人の友達を頼って向かったら、その友達からは空港に迎えに行くから勝手な行動はするなと言われていたにもかかわらず、3人でコンプトンに向かい、案の定、黒人につかまってボコボコに殴られたって言ってましたよ。


結局、現地在住のその友達に助けられ、サウスセントラルに行き、夜 クレンショウでローライダーが集まるイベントに行ってみたり、watts、コンプトン、 ロングビーチなんかに行ったらしいですが、ホントに危ないですよね。広田さん、よく行きましたよね・・・汗

 

けれど、そこで身の危険を顧みず、 手に入れたお宝レコードで富と地位を確立させたのはすごいですよ 。日本のUSラップの最先端を行ってたんですから。

 

黒人相手の本物のディールをやっていた日本人なんてなかなかいな いですよ。今の日本の若手ラッパーに聞かせてやりたい(笑)

 

そのぎりぎりのディールが、人としての成長と経験、 そして物事を察知する『嗅覚』を得たのではないかなと勝手ながら思っています。


僕は、広田さんから不動産投資の極意を学びたいのではなく、人としての本質、本物になるための時間とお金の使い方、 物事の考え方を学べたことは、僕の人生を大きく変えるほどの出会いでした。

 

コラムの文面だけでは得られない本物の言葉を学びました。 放談会に参加できて良かったです。この頂いた知恵を、 この先の人生に役立たせます。


すごく長々と書きましたが、出会えたことに、 本当に感謝しかありません。執筆中の本も、すごく楽しみにしています。復活放談会も楽しみにしておりますね(笑)

 

ここまで↑

 

注)何名かの方からも復活放談会ということを言っていただいていますが、ご期待に添えず申し訳ありませんがやりません。

 

熱狂的に生きるために。

日本に帰国しています。

 

今年のクリスマスイブに発売された、

ぼくのアイドルであるBOØWY

ブルーレイを観ながらこのブログを書いています。

 

VHSからDVD、DVDからブルーレイへ、そして今回の35周年バージョンではブルーレイの映像、音質処理がさらによくなったものが解散宣言をした日である12月24日に発売されたのです。

 

同じライブの内容ではありますが、大好きなものだから質には徹底的にこだわりたい。だから3回も4回も買い直しています。

 

42才にもなって中学生の頃と同じ熱量で自分の好きな人やコトに夢中になっている自分のことを周りは呆れ笑いますが、僕はそんな自分を誇りに思っています。

 

このブルーレイは解散宣言をした当日のライブ映像なのですが、1秒ごとに最後へと向かう悲しみと狂気と疾走感に僕はいつも観るたびに胸が苦しくなります。

 

何度観ても、このままずっと終わらないでくれと祈ってしまう自分がいます。

 

ラストのDREAMIN'の前に解散宣言を氷室さんがするわけですが、今回の映像処理のおかげでその時に氷室さんの頬から涙がこぼれ落ちていたことが分かりグッときてしまいました。

 

さて、そのBOØWYですが1、2作目のアルバムは少し垢抜けていないような野心ムキ出しな感じでまだどこか洗練されていなかったのが、3作目で東芝EMIに移籍、ベルリンで佐久間正英さんをプロデュースに迎えレコーディングをしたころから、いよいよ原石が磨かれて光り輝き出してきたようなイメージがあります。

 

ぼくも健美家コラムを書かせていただき2年が終わろうとしています。ぼくの原稿はプロのライターさんに編集していただいているので、いわゆるプロの方にプロデュースをしてもらうということの力はとても大きいと実感しています。

 

試行錯誤した2作(2年間)を経て、3作目(3年目)で僕の健美家コラムもBOØWYのようにブレイクしたい。

 

そんなことを考えています。

 

それでは、2017年が終わる前に僕からみなさまに1年間のお礼に僕の人生に影響を与えてくれた本をご紹介します。

 

投資やお金のことに関する本はまた健美家さんのコラムで紹介します。

 

今回は、健美家さんのコラムで紹介できないものを。

 

 

1.落合信彦さんの本どれでも

 

最近では息子の落合陽一さんが有名ですが、20年前の大学生だった僕は落合陽一さんの父親である落合信彦さんの本を読んでは胸を熱くしたものでした。

 

アメリカへ渡りオイルマンとなりメジャー相手にやりあった経験をもとに書かれた文章は、気持ちが高ぶり人生を熱狂的に生きずにはいられなくなるほど熱量の高いものでした。

 

著作が50作だか、100作だかわかりませんが僕は全部読んでいます。

 

今年、ペナンと日本を往復することが多くなり僕は飛行機に乗るときに数年ぶりでしたが下の写真の本を機内で読みました。

 

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この本の中にあった、飛行機の中で本の原稿をチェックする落合さんの写真を見て僕も真似して飛行機の座席で本の企画書を練ったものです。

 

この本を読んだ後、自宅にあった落合信彦さんの本を全部引っ張り出して読んでいます。捨ててしまっているものもたくさんあったので15冊くらい買い直しました。(ブックオフで100円です。)

 

2018年を熱狂的に生きたいと思っている方には是非とも1度読んでいただきたいと思います。どれを読んでいいかわからない方は、ピンときたタイトルを手にとってはいかがでしょうか。どれも間違いないから問題ないです。

 

どの本を読んでも自分の世界の小ささに打ちのめされて、もっと大きく生きようと思うはずです。

 

 

それでは、2017年は本当にお世話になりました。11月に読者の方にお会いできたのが何よりの思い出です。

 

2018年もよろしくお願いいたします。

 

SNSについて。

7月に始めたこのブログも3ヶ月継続できて10月になりました。

 

 

2017年も残りわずか3ヶ月です。

 

 

今年の残り3ヶ月をどう過ごすのか。

 

 

5月に始めたTwitterも3ヶ月継続して8月から一時休止しました。

 

 

その後ペナンの日々を記録として残しておきたいと再開はしました。

 

 

 

しかし、やはり思うのです。

 

 

 

日々、ただ消費されるだけのSNSは積み重ならないし、エネルギーのロスになるだけだと。

 

 

 

僕の大好きなアーティストにSADEというバンドがいます。

 

 

 

大学一年生の時、僕はバレンタインデーにチョコをもらっていない女の子に、当時発売されたばかりのSADEのベストアルバムをホワイトデーの日にプレゼントしました。

 

 

 

アーバンでセクシーでラグジュアリーな音楽。

 

 

 

当時、群馬から出てきたばかりの田舎者の僕が思い描いていた東京っぽいカッコイイ女の子にピッタリだと思ってプレゼントしたのです。

 

 

 

そんなSADEは、グループを結成してから約25年の間にリリースしたアルバムは6枚のみ。

 

 

2010年に出たのが最後ですから僕のようなファンは最新アルバムを7年待たされていることになります。

 

 

 

その前に出たアルバムが2000年ですから、21世紀に入って2枚しかアルバムを出していないということになります。

 

 

しかし、全世界中のファンから彼女たちのニューアルバムやコンサートツアーは今も待ち望まれています。

 

 

僕も次回のコンサートツアーは世界中どこでやろうと全部行きたいと思っているくらいです。

 

 

 

正反対に毎年のようにニューアルバムをリリースしてツアーを重ねるアーティストもいます。

 

 

 

どちらがどうこうではなくて、スタンスの違いだと思います。

 

 

 

僕は、どうしてもSADEのスタンスに憧れます。

 

 

 

SNSと距離を置いてシンプルな日々を送る。

 

 

 

SNSをしないで自分の日々の出来事や感情をノートに書き連ねる。

 

 

 

そしてそれらを丁寧に1つの作品に仕上げる。

 

 

 

それができるのはSADEに圧倒的な音楽センスと世界中のファンの期待を裏切らない作品を発表し続ける実力があるから。

 

 

 

普通なアーティストだったら、今の時代にそんなスタンスならあっという間に人々から忘れ去られてしまいます。

 

 

 

僕が不動産投資で結果を出せたのも、数年間全てを遮断し不動産投資の研究に没頭した日々があったからだと思っています。

 

 

毎日少しずつエネルギーを分散させてしまっていては、何も成し遂げられないというのが僕の持論です。

 

 

 

そんな小さなエネルギーではなく、積み重ねたマグマのような満たされない想いを1つの作品にして世界にぶつけたい。

 

 

 

先週、シンガポールからペナンに戻った僕がブログを更新した瞬間にTwitterにいいねを押してもらいました。

 

 

あまりにもタイミング良すぎるなと思っていたら、何回も更新してずっと僕のブログを待っていてくれたとのメッセージ。

 

 

あの日、更新が遅くなるから次の日に見てくださいと告知しておいたのに、ずっと待ってくれていたその方の熱さに僕はすぐにでも日本に戻って直接お礼を言いに行きたいと思ってしまいました。

 

 

 

毎月2回の健美家コラムの更新、週1回のブログの更新、そして毎日のTwitter

 

 

 

今の僕にとっては、どう考えてもトゥーマッチです。

 

 

 

どれもがそこそこ上手くいってしまっているかもしれない。

 

 

 

でもそれは、非常に危険な状態だと思っています。

 

 

 

どれもそこそこというのは、とびっきりがないたいうこと。

 

 

 

僕はアベレージではなく、極端で行きてきた男。

 

 

 

出版をするのに著者自身でSNSをと言われて期間限定で始めてみたSNSですが、僕は自分を分散させずに集中するためにも月2回の健美家さんのコラムに全てを注ぎたいと思いました。

 

 

 

 

昨日今日の決断ではなく、暫くずっと考えていました。

 

 

 

このまま僕がその他大勢の方に埋もれて忘れ去られるかどうかは、これからの自分次第です。

 

 

何度もやりますと言ったり、やめますということほどみっともないことはありません。

 

 

しかし、僕のTwitterをフォローしてくれている方を見ると僕をフォローするためだけにTwitterを始めてくれた方が1人や2人ではありません。

 

 

そういう方のことを考えると、いくら期間限定と宣言していたものの、一方的に突然やめるのもどうかと心苦しくなります。

 

 

そして、いつも僕の心の中でグルグルしてしまうのです。

 

 

 

それでも、このままダラダラとすることほどみっともないこともありません。

 

 

 

僕の10代からのアイドルであったBOOWYは売れるようになるまで、いつも満たされない思いでいたそうです。

 

 

あんなバンドより俺たちの方が、ずっとカッコイイ。

 

 

そんな思いを胸に数え切れないほどの煮え湯を飲んで、飲まされてきたそうです。

 

 

しかし、不遇の日々をエネルギーに変え一気に人気は爆発。

 

 

頂点を迎えたと同時に突然解散をして、解散してからは30年が経っても誰よりも人気が色褪せないバンドです。

 

 

もうこれ以上は説明はいらないでしょう。

 

 

 

僕が影響されてきた世界観は全て極端であり、僕はそこそこや平均を嫌うのです。

 

 

 

しかし、同時に今の僕はこれからの生き方を見つめ直している時期です。

 

 

 

もう一度、エネルギーを分散せず深い集中に戻るのか、今のこの分散のような状況に違和感を感じなくなるまで頑張るべきなのか。

 

 

 

今年中には答えを出したいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

時計を外して③

94年初夏。

 

ツボタさんと初めて会ったのは、大学一年生のサッカー部の練習が休みの日のとても暑い午後の日のことでした。

 

クラウディースプーンという青梅街道沿いのコンクリート打ちっ放しのマンション203号室に住んでいた僕は、自分の部屋の玄関を開けて短パン1枚で自転車を磨いていました。

 

気持ち良い風がベランダから玄関にかけて抜けていくので玄関を開けておいたのです。

 

それが、ふとした時に強い風でオートロックの玄関が閉まってしまいました。

 

上半身裸の短パン1枚で他に何も持たずに玄関の外に置き去りになってしまった僕は、しばらく呆然と立ち尽くしながらも意を決して駅前の不動産屋さんまで自転車で全力ダッシュで行こうと決めました。

 

幸いにも運動部の学生が多い東伏見という土地なので、初夏の午後に上半身裸で自転車に乗っている学生が1人くらいいても平気だろうと。

 

不動産屋のおじさんも僕が運動部だって知ってるから、突然裸で行っても事情を話せば大丈夫だろう。

 

 

 

その時に、ふと「いい体してるね!何か運動でもしてるの?」と後ろから声がしました。

 

マンションのエレベーターから降りたばかりの明石家さんまさんに似た雰囲気をしたお兄さんが僕の部屋の前に向かって歩いてきました。

 

「サッカーをしてます。いま、部屋の鍵を持たずに玄関が閉まってしまったんです。」

 

「そっか。僕は201号室のツボタといいます。よろしくね。ベランダの窓の鍵はかかってる?」

 

「いえ、空いています。」

 

「じゃあ、僕がベランダから部屋に入って玄関を開けてもいいかな?」とツボタさんは言いました。

 

ツボタさんはとび職をしていて、車にハシゴがあるからと言って、ベランダにハシゴをかけてスルスルっと登ってわずか数分の間に僕の部屋に入って玄関のカギを開けてくれました。

 

あまりの軽い身のこなしと仕事で鍛えられた細く筋肉質な身体、そして初めて会ったばかりの年下の僕に対する柔らかい物腰、僕は一瞬でツボタさんのファンになりました。

 

「ところで、君はサッカー部に入れるなんてすごいね。」

 

「いえ、まだテストに合格していないので、合格に向けて頑張っている毎日です。」

 

「ああ、そうなんだ。じゃあ、がんばってね。」

 

ツボタさんはそう言って爽やかに去って行きました。

 

 

僕はツボタさんの優しさに本当に感動しました。

 

 

20年以上経過して今もハッキリとあの日のことを覚えているくらいに。

 

 

 

それからも僕の部活の帰りとツボタさんの帰宅が重なってお会いした時、1ヶ月に1回くらいでしたが、ご挨拶をしていました。

 

 

その後、僕はなんとかサッカーの入部テストにパスすることができたものの地獄のような真っ黒な毎日は続いていました。

 

 

明日こそはやめてやる。

 

 

ある日、そう思って部屋を出て夕食を食べに行こうと僕がエレベーターに向かうと、エレベーターからツボタさんが出てきました。

 

 

ツボタさんは、仕事から帰ってきたタイミングみたいで手にはおそらく夕食が入っていると思われるマンション近くのファミリーマートの袋を持っていました。

 

 

「おお、広田くん。その後どう?」

 

 

「おかげさまでサッカー部に入部できました。でも、あまりにも厳しくてもう限界です。やめたいやめたいと毎日思っているんです。」

 

 

ツボタさんは、少し残念そうな顔をして、それから何かを思い出したように、コンビニの袋から何かを取り出しました。

 

 

「そんな時は、この本を読んでみたらいいよ。じゃあね!がんばって!」

 

 

僕の手に文庫本を手渡して、それだけ言い残すとすぐに部屋に向かって歩いていってしまいました。

 

 

 

コンビニで買ったばかりの本だったのでしょうか?

 

 

それとも読みかけの本だったのでしょうか?

 

 

今となってはそれは分かりませんが、僕はツボタさんから1冊の文庫本をいただきました。

 

 

次回、時計を外して④に続きます。

 

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家族でペナンに移住して1ヶ月が経ったお祝いに、シンガポールに行ってきました。

 

ペナン島からシンガポールまで1時間20分の直行便で、チケット代は往復で1万円もしません。

 

夢のような生活です。

 

 

夢を諦めきれない男たち。 〜時計を外して。②〜

「今から20年後、30年後、40年後には人生は終わるんだ。やるしかない。」リップス(アンヴィル

 

 

 

かつて若い頃に

 

 

 

同じステージで一緒に共演したこともある

 

 

 

ボン・ジョヴィガンズ・アンド・ローゼズ

 

 

 

世界的なロックスターに。

 

 

 

 

 

「ロックスターになるんだ!

 

 

バカな夢だが絶対に

 

 

叶えてやるんだ。」

 

 

 

と、50歳を過ぎてなお、

 

 

感情を抑えきれずに

 

 

自分の想いを込めて

 

 

テーブルを拳で叩く。

 

 

 

 

 

給食の宅配員と

 

 

 

建設作業員をしながらも

 

 

 

バンドを続けている2人。

 

 

 

 

 

彼らは30年もの

 

 

 

気が遠くなりそうなほどの長い間、

 

 

 

それでも夢を諦めない。

 

 

 

 

僕は、

 

 

この映画のDVDを

 

 

約1年ほど前に

 

 

レンタルして観た。

 

 

 

 

 

僕は、

 

 

 

僕の人生が終わるときに、

 

 

 

自分が良くやったと

 

 

 

言えるだろうか。

 

 

 

 

 

家族と

 

 

 

生活と

 

 

 

少しの遊びの為だけに、

 

 

 

お金を稼いで人生が終わる。

 

 

 

 

そんな人生で良いのだろうか。

 

 

 

そんな人生を過ごすために

 

 

 

僕は生まれてきたのだろうか?

 

 

 

僕は冗談じゃないと思った。

 

 

 

 

 

僕はそれまで

 

 

 

映画のDVDなんて

 

 

 

買ったことがなかったけれど、

 

 

 

この映画のDVDは買わずにはいられなかった。

 

 

 

 

いつも手元に置いておき、

 

 

 

彼ら2人の燃えるような情熱に

 

 

 

いつでも触れられるように

 

 

 

しておきたかったから。

 

 

 

 

 

ここまでは、2011年7月に僕が書いたブログです。

 

 

 

 

この「アンヴィル」という映画を観た2010年ごろの僕は金銭的にも精神的にも人生のどん底で、DVD1枚5000円を出すお金もなかったほど。

 

 

 

それでも、この映画のDVDは買わずにはいられなかった。

 

 

 

50歳を過ぎてまで、自分の人生を諦められずに夢のために肉体労働をする2人。

 

 

 

ここまで自分の夢に本気になれるだろうか。

 

 

 

みんな、どこかで自分の夢に折り合いをつけて、夢見た人生とは違うウソの人生を送る。

 

 

 

7年前の自分と比べて今の僕は?

 

 

 

お金も時間も得た。

 

 

 

好きなことも、

 

 

好きな食べ物も、

 

 

好きな場所へも

 

 

思いのまま。

 

 

 

 

いつでも、

 

 

どこでも

 

 

なんでもできる。

 

 

 

 

そんな自分になれたのに、

 

 

 

今の自分はいったい何をしているんだろう?

 

 

 

 

7年前にお金がなかったときに、

 

 

 

お金ができたらやろうと思っていたことって、

 

 

 

こんな程度のものだったのだろうか?

 

 

 

 

泥だらけになってでも

 

 

もう一度、

 

 

挑戦したかったことがあるんじゃなかったのか。

 

 

夢を、

夢で終わらせてしまう人生で良いのだろうか?

 

 

 

この映画を観たときの心震えるような想いをもう一度胸に、次回、時計を外して③に続きます。

 

 f:id:kentarohirota:20170917200200j:image

写真はネット上から。いつも僕は自分が撮った写真しか使いませんが、今回はDVDの裏側のジャケット写真である僕が大好きなこの写真以外にタイトルを表せる写真がないのでこちらを使用しました。