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夢を諦めきれない男たち。 〜時計を外して。②〜

「今から20年後、30年後、40年後には人生は終わるんだ。やるしかない。」リップス(アンヴィル

 

 

 

かつて若い頃に

 

 

 

同じステージで一緒に共演したこともある

 

 

 

ボン・ジョヴィガンズ・アンド・ローゼズ

 

 

 

世界的なロックスターに。

 

 

 

 

 

「ロックスターになるんだ!

 

 

バカな夢だが絶対に

 

 

叶えてやるんだ。」

 

 

 

と、50歳を過ぎてなお、

 

 

感情を抑えきれずに

 

 

自分の想いを込めて

 

 

テーブルを拳で叩く。

 

 

 

 

 

給食の宅配員と

 

 

 

建設作業員をしながらも

 

 

 

バンドを続けている2人。

 

 

 

 

 

彼らは30年もの

 

 

 

気が遠くなりそうなほどの長い間、

 

 

 

それでも夢を諦めない。

 

 

 

 

僕は、

 

 

この映画のDVDを

 

 

約1年ほど前に

 

 

レンタルして観た。

 

 

 

 

 

僕は、

 

 

 

僕の人生が終わるときに、

 

 

 

自分が良くやったと

 

 

 

言えるだろうか。

 

 

 

 

 

家族と

 

 

 

生活と

 

 

 

少しの遊びの為だけに、

 

 

 

お金を稼いで人生が終わる。

 

 

 

 

そんな人生で良いのだろうか。

 

 

 

そんな人生を過ごすために

 

 

 

僕は生まれてきたのだろうか?

 

 

 

僕は冗談じゃないと思った。

 

 

 

 

 

僕はそれまで

 

 

 

映画のDVDなんて

 

 

 

買ったことがなかったけれど、

 

 

 

この映画のDVDは買わずにはいられなかった。

 

 

 

 

いつも手元に置いておき、

 

 

 

彼ら2人の燃えるような情熱に

 

 

 

いつでも触れられるように

 

 

 

しておきたかったから。

 

 

 

 

 

ここまでは、2011年7月に僕が書いたブログです。

 

 

 

 

この「アンヴィル」という映画を観た2010年ごろの僕は金銭的にも精神的にも人生のどん底で、DVD1枚5000円を出すお金もなかったほど。

 

 

 

それでも、この映画のDVDは買わずにはいられなかった。

 

 

 

50歳を過ぎてまで、自分の人生を諦められずに夢のために肉体労働をする2人。

 

 

 

ここまで自分の夢に本気になれるだろうか。

 

 

 

みんな、どこかで自分の夢に折り合いをつけて、夢見た人生とは違うウソの人生を送る。

 

 

 

7年前の自分と比べて今の僕は?

 

 

 

お金も時間も得た。

 

 

 

好きなことも、

 

 

好きな食べ物も、

 

 

好きな場所へも

 

 

思いのまま。

 

 

 

 

いつでも、

 

 

どこでも

 

 

なんでもできる。

 

 

 

 

そんな自分になれたのに、

 

 

 

今の自分はいったい何をしているんだろう?

 

 

 

 

7年前にお金がなかったときに、

 

 

 

お金ができたらやろうと思っていたことって、

 

 

 

こんな程度のものだったのだろうか?

 

 

 

 

泥だらけになってでも

 

 

もう一度、

 

 

挑戦したかったことがあるんじゃなかったのか。

 

 

夢を、

夢で終わらせてしまう人生で良いのだろうか?

 

 

 

この映画を観たときの心震えるような想いをもう一度胸に、次回、時計を外して③に続きます。

 

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写真はネット上から。いつも僕は自分が撮った写真しか使いませんが、今回はDVDの裏側のジャケット写真である僕が大好きなこの写真以外にタイトルを表せる写真がないのでこちらを使用しました。